この記事を読んでいるあなたは、
- FXの通貨ペアについて知りたい
- 通貨ペアはどのように選ぶべきなのか知りたい
- おすすめの通貨ペアの組み合わせを知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回はそんなあなたに向けて「FXにおける通貨ペアの特徴、選び方おすすめのペア」についてお伝えしていきます。
なお、日本人トレーダーに人気の海外FX業者については、海外FX業者おすすめランキングにて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
通貨ペアとは
FXにおける通貨ペアとは、売買する2つの通貨の組み合わせのことです。
例えば、米ドルと日本円なら「米ドル/円」、ユーロと米ドルなら「ユーロ/米ドル」のように「/」で区切って並べて表します。
米ドル/円を購入する場合は、米ドルを購入して、円を売ることになります。
通貨ペアの基礎知識
通貨ペアを理解する上での基礎知識をそれぞれ解説します。
メジャー通貨とマイナー通貨
メジャー通貨とマイナー通貨の相違点は、以下の通りです。
| 通貨の種類 | 特徴 |
|---|---|
| メジャー通貨 |
|
| マイナー通貨 |
|
メジャー通貨
メジャー通貨は、取引量が多く流動性が高い通貨のことを指します。
短期間での利益見込みの可能性は小さいですが、不規則な動きも少なく、安定的に利益が狙えることから、相場が安定しているという特徴があります。
また、流動性が高いと、取引したい際に取引できるため、約定の可能性が高いというメリットもあります。
一方、メジャー通貨のデメリットとして、短期間での利益見込みが小さいことが挙げられます。
大きな利益を得るには、取引量を増やす必要がありますが、1通貨あたりの取引金額が大きく、取引量を増やすには大きな資金が必要となってくるため、注意が必要です。
マイナー通貨
マイナー通貨は、取引量が少なく流動性が低い通貨のことを指します。
マイナー通貨には、スワップポイントが高い傾向にあるという特徴があります。
政策金利が高いため、高金利の国の通貨を購入し、低金利の国の通貨を売却した場合、金利差分を受け取ることができます。
また、変動率が高く短期間で大きな利益を狙えるだけでなく、流通量も少なく、変動率が高くなる傾向があるため、短期間でも大きな利益を狙える可能性が高いです。
一方でデメリットとしては、予想できない動きがあるため、大きな損失となるリスクがある点が挙げられます。
圧倒的に取引量が少なく、突発的な動きになりがちであり、大きな損失になってしまう可能性があるため、マイナー通貨の取引を行う際には、常に細心の注意を払う必要があります。
基軸通貨と決済通貨
基軸通貨と決済通貨の違いについて解説します。
基軸通貨
基軸通貨とは、外国との貿易や資本取引などの経済取引において、決済手段として幅広く用いられる通貨であり、各国通貨の価値基準となる通貨のことをいいます。
基軸通貨となるには、発行国の経済規模や金融市場の大きさ、金融システムの発達、どこからも侵略されることがないような軍事力の大きさが必要となってきます。
特に、米国ドルは圧倒的なシェアを持っており、世界の中心として機能しています。
決済通貨
決済通貨とは、外国との貿易や資本取引などの国際的な取引において使用される通貨のことをいいます。
例えば、アメリカから日本へ輸入する際、代金をドルで支払うのか、あるいは円で支払うのかという決済通貨の決定が必要となります。
この際、決済通貨がドルの場合、日本の立場だと両替の手間や為替リスクも発生してしまいます。
逆に決済通貨が日本円の場合、代金をすぐに使うことができ、便利だといえます。
ドルストレートとクロス円
ドルストレートとクロス円の違いについて解説します。
ドルストレート
米ドルを含む通貨ペアの総称のことを、ドルストレートと呼びます。
基本的に世界の貿易取引は基軸通貨の米ドルを介して行われているため、外国為替市場のほとんどでドルストレートで取引が行われています。
例えば、米ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルなどがドルストレートになります。
また、米ドルを含まない通貨ペアであっても米ドルに変換し計算されることが多いです。
クロス円
通貨ペアのうち、米ドル以外と日本円のペアのことをクロス円と呼びます。
外国為替市場では、基軸通貨が米ドルであるため、米ドルを含まない通貨ペアの場合、間で米ドルに変換し計算してから取引されています。
例えば、｢ユーロ円｣の場合、ユーロと円で取引を行うのではなく、円で米ドルを購入して、米ドルでユーロを購入することになります。
FX取引を始める方におすすめの通貨ペア
FX取引を始める方におすすめの通貨ペアについて紹介します。
| 通貨ペア | 特徴 |
|---|---|
| 米ドル/円 |
|
| ユーロ/米ドル |
|
| ユーロ/円 |
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米ドル/円
米ドルと円の通貨ペアは、これからFXを始める人にとって、最も取引しやすい通貨ペアです。
日本と米国の経済指標などの関連情報は入手しやすいことに加え、値動きが緩やかなものの、適度なボラティリティもあります。
また、取引量は10年近く最も多い取引量を維持しているため、安心できるという点で初心者におすすめです。
アジア時間だけではなく、欧州や米国時間にも活発的に売買がされているため好きな時間帯に取引を行えます。
ユーロ/米ドル
ユーロと米ドルの通貨ペアは、非対円取引の中では1番の取引金額の通貨ペアです。
ユーロ圏と米国の金融政策や経済動向に敏感な方には、特におすすめです。
1度トレンドができると、持続傾向にあるのが特徴です。
また、流動性の高さからスプレッドも狭く、取引コストが低く、短期間で売買するスキャルピング取引も行いやすいという特徴もあります。
アジア時間では緩やかな値動きですが、欧州時間にかけて値動きが活発になってくるため、欧州時間に合わせて取引をしなければいけないという点に注意が必要です。
ユーロ/円
ユーロと円の通貨ペアは、クロス円の中で最も取引金額が大きい通貨ペアです。
また、ユーロは米ドルに次いで取引量が多いです。
米ドルと円の通貨ペア以外で、円が含まれている通貨ペアを探している人におすすめです。
比較的トレンドが出やすく、変則的な動きが少ないのが特徴といえます。
取引金額も多いためスプレッドが狭いですが、ボラティリティは低めな傾向があります。
ユーロ/米ドルが欧州時間に活発に取引されるため、ユーロ/円も値動きが激しくなるという点に注意が必要です。
通貨ペアの選ぶ際のポイント
通貨ペアの選ぶ際のポイントは、以下の通りです。
- 通貨ペアを少数に絞る
- 取引量が多く流動性の高いペアを選ぶ
- スプレッドが狭いペアを選ぶ
それぞれ解説します。
通貨ペアを少数に絞る
通貨ペアを選ぶ際には、少数の通貨ペアに絞って取引することがおすすめです。
1つの通貨ペアで勝てない状況だからといって、様々な通貨ペアで取引をしても良い結果は出ません。
そのため、まずは少数の通貨ペアで勝率を上げた後に他の通貨ペアに挑戦していく方が良いでしょう。
また、複数の通貨ペアで取引を行うと知識が中途半端になりますが、少数に絞ることで、特定の通貨ペアの知識が深まってきます。
取引量が多く流動性の高いペアを選ぶ
取引量が多く流動性の高いペアを選ぶという点も、通貨ペアを選ぶ際のポイントの1つです。
取引量が多い通貨ペアは、多くの人が注目している通貨ペアといえます。
つまり、チャートの値動きが安定しており、取引する際の特徴を掴みやすいため、安全性の高いメジャー通貨ペアを選ぶことがおすすめです。
また、突発的な事件が起こった際に、変動リスクも低いため、最初に手をつけやすいペアだといえます。
スプレッドが狭いペアを選ぶ
スプレッドが狭いペアを選ぶこともおすすめです。
スプレッドが広い通貨ペアを選ぶと、購入時の値段と売却時の値段の差額が大きく、取引時に大きなコストがかかってしまいます。
また、スプレッドは常に一定ではないため、自分にとって馴染みがあり、情報を入手しやすい国の通貨を選ぶことで、変化が捉えやすくなります。
通貨ペアの特徴、選び方まとめ
この記事では「FXにおける通貨ペアの特徴、選び方おすすめのペア」についてお伝えしてきました。
まだFXを始めていない方は、まずはローリスクな通貨ペアから取引を始めることをおすすめします。
おすすめの通貨ペアの選び方は、取引量が多く、適度なボラティリティがあり、スプレッドが狭い通貨ペアで、その国の情報を入手しやすいペアが良いでしょう。
なお、日本人トレーダーに人気の海外FX業者については、海外FX業者おすすめランキングにて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
