この記事を読んでいるあなたは、
- HASTFOREXで出金トラブルがあったって本当?
- HASTFOREXでどんなトラブルがあった?
- HASTFOREX以外のおすすめの業者は?
このように考えているかも知れません。
この記事では、「HASTFOREXの出金トラブルの実態や流れ、おすすめの業者」などについて紹介します。
なお、日本人トレーダーに人気の海外FX業者については、海外FX業者おすすめランキングにて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
HASTFOREXの基本情報
HASTFOREXは、セントビンセント・グレナディーンに拠点を構える海外FX業者です。
2022年4月11日にサービス提供を開始し、以下などの豪華なボーナスで話題になりました。
- 新規口座開設ボーナス2万円
- 100%入金ボーナス
- 1ロットあたり3ドルの取引ボーナス
また、取引手数料が無料かつ、実質の取引コストに該当するスプレッド幅が狭いなどの特徴があり、ユーザーが急増しました。
しかし、2022年10月ごろからユーザーによる出金遅延や拒否の報告が相次ぎ、現在はサービス提供を停止しています。
HASTFOREXの現状・実態
HASTFOREXの現状・実態は、以下の通りです。
- 出金遅延よる被害総額は数億円と推定されている
- 2024年現在、公式サイトはアクセス不能となっている
- X(旧Twitter)でポジション継続が困難になったことが報告されている
順に解説していきます。
出金遅延よる被害総額は数億円と推定されている
HASTFOREXの出金遅延による被害総額は数億円と推定されています。
確認可能な範囲で出金待ちの方は、数百人程度です。
FX業者によっては、規約やルールに違反した方を対象に出勤停止するケースもあります。
2024年現在、公式サイトはアクセス不能となっている
2022年に出金遅延の被害が発生した際は、出金業務にトラブルを抱えている旨を公式サイトやSNSで発表していました。
しかし、2024年現在、HASTFOREXの公式サイトはアクセス不能となっています。
ちなみに、公式サイト閉鎖に関するアナウンスはなく、口座開設や入出金申請ができない状態となっています。
X(旧Twitter)でポジション継続が困難になったことが報告されている
【重要なお知らせ】
取引プラットホーム(MT4)を提供してるメタクォーツ社からの契約にて明日5/10NYクローズ時(日本時間早朝6時)にて、お客様の全てのポジションの継続が困難な状況となりました。— HAST FOREX【公式アカウント】 (@hast_forex) May 9, 2023
X(旧Twitter)のHASTFOREX公式アカウントから、2023年5月9日にポジション継続が困難になった内容のアナウンスが行われました。
2024年2月現在のリサーチによれば、HASTFOREX公式アカウントからの発信は上記のみです。
以前発信があった出金遅延などに関するポスト(旧ツイート)は削除されています。
HASTFOREXの出金トラブル・利用停止までの流れ
HASTFOREXの出金トラブル・利用停止までの流れは、以下の通りです。
- ①2022年4月サービス提供開始
- ②2022年8月からトラブルが多発
- ③出金トラブルの口コミが目立つようになる
- ④2022年10月以降、出金遅延の報告が大量発生
- ⑤2022年11月に出金処理のアナウンスがされる
- ⑥2022年12月に再度、出金遅延の報告が多数発生する
- ⑦2022年12月に出金再開がアナウンスされる
- ⑥2023年1月以降も出金遅延が続く
- ⑦2023年5月、ポジション継続が困難になる(公式HPもアクセス不能に)
1つずつ解説します。
①2022年4月サービス提供開始
HASTFOREXは2022年4月11日にサービス提供を開始し、豪華なボーナスなどにより大きな注目を集めました。
アフィリエイターなどによる積極的な宣伝の効果もあり、約3ヵ月で1万人のユーザーを獲得しました。
また、SNSなどでの口コミから利用を開始したユーザーも少なくありません。
②2022年8月からトラブルが多発
ボーナスが豪華過ぎるため、信用性を疑う口コミがSNS上に存在しました。
しかし、サービス提供当初は問題なく出金ができるなどの内容の口コミがSNS上にありました。
HASTFOREXの出金に関するトラブルが多発したのは、2022年8月からです。
HASTFOREXは公式サイトにて、委託している収納代行業者が夏季休暇だったため出金トラブルが発生している旨を発表しました。
③出金トラブルの口コミが目立つようになる
HASTFOREXによる発表があった後も、出金トラブルが続き口コミが目立つようになりました。
2022年8月以前に出金トラブルに関する口コミが目立たなかったのは、SNS上で影響力を持たないユーザーのトラブルが多かったからとされています。
④2022年10月以降、出金遅延の報告が大量発生
その後もトラブルはおさまらず2022年10月以降、出金遅延の報告が大量発生しました。
もともと、HASTFOREXでは出金までに2~5営業日かかるとしていましたが、10営業日程度で出金されるケースが多くありました。
出金トラブルが起きている最中に150%~200%還元する豪華な入金キャンペーンが行われていたのも、出金遅延報告が大量発生した要因の1つです。
遅延が起きた原因は、収納代行業者が1日あたりの送金上限を設けていたためと発表しています。
⑤2022年11月に出金処理のアナウンスがされる
2022年11月に入り、HASTFOREXから適正な出金処理を行うために収納代行業者を変更した発表がされました。
しかし、実際は収納代行業者の変更は行われておらず、再度出金遅延の口コミがSNS上で目立ちはじめます。
そこで、2022年11月11日にHASTFOREXは出金再開を発表しました。
実際に、ユーザーの中には遅延したものの出金された人がおり、SNS上に口コミがアップされました。
⑥2022年12月に再度、出金遅延の報告が多数発生する
出金遅延が解消されたかに思われたHASTFOREXですが、2022年12月に再度、出金遅延の報告が多数発生します。
2022年11月11日のアナウンスでは、25日までに出金を完了させるとしていました。
ただ、実際この発表は守られずHASTFOREXの信頼性がさらに低下しました。
⑦2022年12月に出金再開がアナウンスされる
2022年12月に入り、HASTFOREXは20日に公式X(旧Twitter)で出金再開の準備をしているなどの内容をアナウンスしました。
また、26日に12月28日から出金処理を再開する旨のアナウンスを公式X(旧Twitter)で行っています。
しかし、SNS上の口コミをリサーチしたところ、出金されたユーザーはほとんどいませんでした。
⑥2023年1月以降も出金遅延が続く
2022年12月30日からカスタマーセンターが年末年始休業に入るため、2023年1月6日から出金処理が行われるアナウンスがなされています。
しかし、2023年1月以降も出金遅延が続きました。
また、不正グループから詐欺被害があったため、以下の追加書類の提出をユーザーに求めるアナウンスがされ、批判を受けました。
- HASTFOREX利用の経緯
- 職業証明書類
- 住民票
- 投資資金の源泉
- HASTFOREXへの入金および出金の記録
⑦2023年5月、ポジション継続が困難になる(公式HPもアクセス不能に)
2023年5月9日には、X(旧Twitter)のHASTFOREX公式アカウントにて、ポジション継続が困難になった旨のアナウンスがされました。
また、公式サイトへのアクセスができなくなり、出金遅延対応などに関するポスト(旧ツイート)も削除されています。
ただ、出金遅延や停止などの問題が解決したわけではなく、被害総額は数億円と推定されています。
安全性が高い海外FX業者5選【出金拒否トラブル少ない】
出金拒否トラブルが少なく、安全性が高い海外FX業者5選は以下の通りです。
- XMTrading
- FXGT
- BigBoss
- Exness
- AXIORY
1つ1つ解説します。
XMTrading
出典:https://www.xmtrading.com/jp/
最大レバレッジ | 1,000倍 |
---|---|
スプレッド | 0.0pips~ |
資産管理 | 分別管理 |
日本語対応 | 〇 |
ボーナス・キャンペーン |
|
顧客の資産管理方法 | 分別管理 |
金融ライセンス |
|
設立 | 2009年 |
運営会社 | Tradexfin Limited |
公式サイト | XMTrading公式サイト |
XMTradingは取得難易度が高い以下のライセンスを含めた、グループ全体で8つの金融ライセンスを取得している海外FX業者です。
- キプロス証券取引委員会(CySEC)
- 英国金融行動監視機構(FCA)
トレーダーから入金された資金や利益は、EUで定評のある優良金融機関に運営資金とは完全に区別して管理しています。
出金トラブルに関する口コミもなく、高額でも出金対応がされており、安全性・信頼性が高いでしょう。
また、回答がスピーディーかつ丁寧であると定評の日本語によるサポートも受けられます。
最低入金額が500円からと低く、少額でトレードをはじめられます。
※上記ボタンをクリックすると公式サイトに遷移します。
FXGT
出典:https://fxgt.com/ja/
最大レバレッジ | 1,000倍 |
---|---|
スプレッド | 0.1pips~ |
資産管理 | 分別管理 |
日本語対応 | 〇 |
ボーナス・キャンペーン |
|
顧客の資産管理方法 | 分別管理を行い、損害賠償責任保険にも加入 |
金融ライセンス | セーシェル共和国金融庁(FSA) |
設立 | 2019年 |
運営会社 | 360 Degrees Markets Ltd. |
公式サイト | FXGT公式サイト |
FXGTは、運営資金とトレーダーの資金・利益をわけて管理する分別管理を採用し、損害賠償保険にも加入している海外FX業者です。
不正や詐欺などにより経済的損失がもたらされた場合、ユーザーは最大で100万ユーロまでの補償を受けられます。
取得している金融ライセンスはセーシェル共和国金融庁(FSA)のみですが、他の大手海外FX業者も取得しているもので、一定の信頼性が担保されています。
出金拒否された口コミは存在しますが、以下のようなトレーダー側に問題があるケースが多く、悪質なものはありません。
- 入金方法と異なる方法での出金
- 複数アカウントの運用
- 取引規約違反
- アカウント認証をしていない
- クレジットカード認証をしていない
また、海外FX業者特有の豪華なボーナス・キャンペーンを開催しており、最大1,000倍のレバレッジ取引ができます。
暗号資産を取引できるのも魅力の1つです。
※上記ボタンをクリックすると公式サイトに遷移します。
BigBoss
出典:https://www.bigboss-financial.com/
最大レバレッジ | 1,111倍 |
---|---|
スプレッド | 0.0pips~ |
資産管理 | 分別管理 |
日本語対応 | 〇 |
ボーナス・キャンペーン |
|
顧客の資産管理方法 | 信託銀行が管理 |
金融ライセンス | セントビンセント・グレナディーン金融庁(SVGIBC) |
設立 | 2013年 |
運営会社 | Prime Point LLC |
公式サイト | BigBoss公式サイト |
BigBossは分別管理だけでなく、トレーダーの資産を第三者が管理する信託管理も採用している海外FX業者です。
万が一BigBossが破綻しても、管財人を通じてトレーダーの資金は返金されるため安心です。
また、出金拒否や遅延などに関する口コミ・評判は見受けられず、むしろ出金がスピーディーといったものが存在します。
2013年の設立以来、積極的にサービス改善を行っているFX業者で、2022年3月31日にはグループ全体の年間取引量は1兆ドルを超え、利用トレーダー数も20万人以上を達成しました。
さらに、独自のスマートフォンアプリ「BigBoss QuickOrder」を利用できるのも、BigBossを利用する魅力の1つです。
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Exness
出典:https://www.exness.com/ja/
最大レバレッジ | 無制限(実質21億倍) |
---|---|
スプレッド | 0.0pips~ |
資産管理 | 分別管理 |
日本語対応 | 〇 |
ボーナス・キャンペーン | なし |
顧客の資産管理方法 | 分別管理 |
金融ライセンス |
|
設立 | 2008年 |
運営会社 | FXPLUS LLC |
公式サイト | Exness公式サイト |
Exnessは、取得難易度が高いキプロス証券取引委員会(CySEC)や英国金融行動監視機構(FCA)を含め、複数の金融ライセンスを取得している海外FX業者です。
資産管理方法は、分別管理を採用しています。
情報の透明化に力を入れ監査法人のDeloitte Touche Tohmatsu(DTT)と提携し、公式サイトから財務状況を確認できる状態にしています。
また、悪質な出金停止や遅延に関する口コミもなく、安全性・信頼性が高いです。
最大レバレッジが無制限(実質21億倍)かつロスカット水準0%で、資金効率が良い取引を行えるのが嬉しいポイントです。
さらに、ゼロカットシステムを実装しているため、トレーダーは入金額以上のリスクを負わずに、ローリスク・ハイリターントレードができます。
※上記ボタンをクリックすると公式サイトに遷移します。
AXIORY
出典:https://www.axiory.com/jp/
最大レバレッジ | 1,000倍 |
---|---|
スプレッド | 0.0pips~ |
資産管理 | 分別管理 |
日本語対応 | 〇 |
ボーナス・キャンペーン |
|
顧客の資産管理方法 | 信託銀行(ドーハ銀行)が管理 |
金融ライセンス | ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC) |
設立 | 2011年 |
運営会社 | Axiory Global Ltd. |
公式サイト | AXIORY公式サイト |
AXIORYは、分別管理とドーハ銀行を利用した信託管理を採用している海外FX業者です。
弁護士や会計士などからなる第三者機関を設置し、AXIORYが破綻した場合もユーザー資金は返還される仕組みを取ってるため安心です。
また、約定率が99.99%と高く、1/1,000秒の実行スピードへこだわりを持っています。
約定スピードやスリッページの実績を公開しているため、透明性も高いです。
さらに、入出金方法が豊富に用意されスピーディーに実行されるのも嬉しいポイントです。
業界トップクラスの最狭スプレッド幅となっており、取引コストを抑えられます。
※上記ボタンをクリックすると公式サイトに遷移します。
海外FX業者を選ぶ際のポイント
海外FX業者を選ぶ際のポイントは、以下の通りです。
- ボーナスやキャンペーンが豪華な新興業者には注意が必要
- 業者が取得している金融ライセンスの安全性を要チェック
- SNSの噂や情報を信じすぎない
順に解説していきます。
ボーナスやキャンペーンが豪華な新興業者には注意が必要
ボーナスやキャンペーンが豪華な新興業者には注意が必要です。
豪華なボーナスやキャンペーンはユーザーにとって嬉しいポイントで、海外FX業者を利用するメリットの1つです。
すでに多くの海外FX業者が存在する中、ユーザー獲得を目的に豪華なボーナス・キャンペーンを行う新興業者も少なくありません。
しかし、中にはユーザーに多額の入金をさせ、出金停止や資金の持ち逃げをする海外FX業者も存在するため、注意してください。
業者が取得している金融ライセンスの安全性を要チェック
取得している金融ライセンスの安全性をチェックするのも、海外FX業者を選ぶ際のポイントです。
金融ライセンスとは、金融商品取引業を営むのに必要な許可証のことで、金融監督機関が許可・認可などを行います。
FXは業界全体を取り締まる国際的なルールや規則、取り決めなどがありません。
世界の国や地域の金融監督機関が金融ライセンスを発行し、悪質な業者などを規制しています。
ただ、金融ライセンスを取得しているからといって必ずしも安全とは限りません。
金融ライセンスは以下など複数存在し、取得するための基準が異なります。
- 英国金融行動監視機構(FCA)
- キプロス証券取引委員会(CySEC)
- バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)
- セーシェル金融サービス庁(FSA)
- イギリス領バージン諸島金融サービス委員会(BVIFSC)
例えば、英国金融行動監視機構(FCA)やキプロス証券取引委員会(CySEC)は取得難易度が高いとされている一方で、安全性・信頼性が低い金融ライセンスもあります。
金融ライセンスの有無だけでなく、どのライセンスを取得しているか確認すると良いでしょう。
SNSの噂や情報を信じすぎない
利用する海外FX業者を選ぶ際にSNSなどを活用した情報収集は欠かせませんが、SNS上の噂や情報を信じすぎないよう注意しましょう。
中には悪質なアフィリエイターが存在し、信頼性や安全性に問題がある海外FX業者の利用へ誘導しているケースがあります。
自身の宣伝によりユーザーを獲得すれば報酬を得られるため、アフィリエイターの中には利益を優先し宣伝活動を行っている人も存在します。
SNSの噂や情報を鵜吞みにするのではなく、十分に調査を行った上で利用する海外FX業者を選定しなければいけません。
悪徳業者の場合、ユーザー獲得を念頭に置いているため公式サイトに必要な情報が掲載されていなかったり、チープだったりするケースが存在します。
また、発表している情報に不審な点がないかも確認すると良いでしょう。
HASTFOREXの出金トラブルまとめ
本記事では、「HASTFOREXの出金トラブルの実態や流れ、おすすめの業者」などについて紹介しました。
HASTFOREXは、2022年10月ごろからユーザーによる出金遅延や拒否の報告が相次ぎ、現在はサービス提供を停止しています。
HASTFOREXを利用していたユーザーの内、出金待ちの方は数百人程度、被害総額は数億円と推定されています。
海外FX業者は多く存在し中には悪質な業者も存在するため、利用する際には注意が必要です。
情報収集をする際にはSNSの噂や情報を過信せず、業者が取得している金融ライセンスの安全性を確認しなければいけません。
また、ボーナスやキャンペーンが豪華な新興業者には注意しましょう。
なお、日本人トレーダーに人気の海外FX業者については、海外FX業者おすすめランキングにて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。