この記事を読んでいるあなたは、
- XMで両建てすることはできないの?
- XMで両建てする方法を知りたい
- XMで禁止されている方法で両建てするとバレる?
上記のように考えているかもしれません。
この記事では「XMで両建てする方法や禁止行為、メリットや注意点」などをお伝えしていきます。
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両建てとは
両建てとは、同じ銘柄で「買っている状態」と「売っている状態」両方のポジションを同時に保有する取引手法です。
一般的にFXでは、買いポジションか売りポジションどちらかのポジションを持ち、通貨ペアどうしの市場の差額によって利益を狙います。
しかし両建てを行うと、価格が変動しても利益と損失がお互い相殺されるため、相場予想が難しくリスクを回避したい場合にやり過ごすことができます。
具体的な例として、以下の条件を考えてみましょう。
- 通貨ペア:USD/JPY
- レート:1ドル140円 → 130円 → 120円の変動
この際、10万ドルの買いポジションのみを保有していると、含み損益(決済すれば得られる見込み損失・利益)は以下のようになります。
含み損益={(130-140)+(120-130)}円/ドル×10万ドル=-200万円
しかし、レートが1ドル130円になった時点で両建てをして10万ドルの売りポジションを加えると、含み損益は以下のようになります。
含み損益={(130-140)+(120-130)+(130-120)}円/ドル×10万円=-100万円
両建てをした際としていない際で比較すると、両建てした際の方が含み損(マイナス分)を少なくできています。
このように、両建ては相場を読むのが困難で様子を見たい際に、リスクを抑える手段として役立ちます。
XMでは両建てできない?
XMでは両建てできます。
XMの公式サイトでも、両建てが禁止でないことは認められています。
しかし、注意点や禁止事項も複数あり、破るとペナルティの対象となるため、両建てを行う前によく確認しておく必要があります。
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XMでは同一口座内・同一通貨ペアでの両建てが可能
XMでは、同一口座内・同一通貨ペアでの両建てが可能です。
また、GOLD(金)・SILVER(銀)の銘柄でも両建てできます。
取引の中で上手く両建てを活用すると、価格変動を様子見しながら適切なタイミングで損切りを図れたり、証拠金を抑えて強制ロスカットを防いだりと多くのメリットがあります。
しかし使い方に一定の規制を設けないと、圧倒的にトレーダーに有利な取引環境が実現し、公正な取引が成り立たなくなってしまいます。
そのためXMでは両建てに禁止行為を設けており、規約に反した場合は重い罰則が科せられます。
主な罰則は、以下の通りです。
- 口座凍結
- 出金拒否
- 両建てにより獲得した利益の没収
- レバレッジ引き下げ
特に、FX初心者はいつの間にか知らないうちに禁止行為をしてしまうことも考えられます。
両建てを実行する際は事前に規約を確認し、うっかり禁止事項に触れてしまわないように気をつけましょう。
XMで両建てを行う際の禁止行為
XMで両建てを行う際の禁止行為は、以下の通りです。
XMで両建てを行う際の禁止行為 |
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それぞれ解説していきます。
XMの複数口座を跨いだ両建て取引を行うこと
XMの複数口座を跨いだ両建て取引は禁止されています。
XMでは1アカウントにつき最大8口座まで口座を開設でき、4つの口座タイプで様々な通貨ペアや銘柄の取引を楽しむことができます。
しかし、これらの複数口座間で同じ銘柄の売りポジション・買いポジションを両建てした場合は規約違反となります。
ゼロカットシステムを利用して、不当に儲けることができるためです。
複数口座で多数のポジションを管理したり、EA(Expert Adviser)などで自動売買を稼働したりしている場合は、自分で認識していないうちに両建てが成立していることがあります。
故意ではなくても、禁止行為を行ってしまうと罰則対象とみなされてしまうため気をつけましょう。
XMと他FX業者口座での両建て取引を行うこと
XMと他FX業者口座での両建て取引は禁止されています。
複数の業者を使ってFXトレードをしていると、扱う口座が多くなり管理が行き届かなくなることがあります。
そういった場合、知らないうちにXMと他業者間で両建てが成立していることがあるため、口座管理を怠らないように注意してください。
また、違う業者間であればバレないだろうと高を括った上での意図的な両建てはしない方が賢明です。
MT4/MT5といった取引プラットフォームを共通で利用していると、互いの業者間で顧客状況や取引履歴などを確認できます。
そのため、情報が筒抜けとなり両建てしてもすぐに露見します。
最悪の場合、両方の業者から罰則が課せられペナルティが2倍になることもあり得ます。
複数人が組織的に両建て取引を行うこと
複数人が組織的に両建て取引を行うことは禁止されています。
知り合いと偶然に同銘柄・反対のポジションを保有して両建てが成立してしまった、というレベルなら問題ありません。
しかし、徒党を組んで意図的に両建てを行うことは認められていません。
1人で複数の口座を跨いで両建てするのと同じように、ゼロカットシステムを利用して不当に儲けることができるためです。
利益の発生が大掛かりで明らかに不自然な場合は、運営側に「グルになって不正をはたらいた」と判断され罰則対象となります。
口座凍結や出金拒否、両建てにより獲得した利益の没収、レバレッジの引き下げといった重いペナルティが課せられるため、禁止行為は行わないようにしましょう。
銘柄の異なる同じ商品で両建て取引(裁定取引)を行うこと
銘柄の異なる同じ商品で両建て取引(裁定取引)を行うことは禁止されています。
「銘柄の異なる同じ商品」とは、同じ対象物であるのに先物取引と現物取引で別の銘柄として扱われている商品を指します。
例えば、XMでは次の銘柄が該当します。
<エネルギーCFD商品>
- 現物商品「OIL Cash」と先物商品「OIL」
- 現物商品「BRENT Cash」と先物商品「BRENT」
- 現物商品「NGAS Cash」と先物商品「NGAS」
<株価指数CFD商品>
- 現物商品「EU50 Cash」と先物商品「EU50」
- 現物商品「FRA40 Cash」と先物商品「FRA40」
- 現物商品「JP225 Cash」と先物商品「JP225」 etc.
裁定取引とは、先物価格と現物価格の差のような、時期的な価格差を利用して利益を得る取引のことです。
先物を高く売る(同時に現物を安く買う)、先物を安く買う(同時に現物を高く売る)といった方法があります。
XMでは同一通貨ペア、GOLD(金)・SILVER(銀)での両建てしか認められておらず、裁定取引は禁止行為となっているため注意してください。
XMが両建て取引に禁止行為を設けている理由
XMが両建て取引に禁止行為を設けている理由は、ゼロカットシステムの悪用を防ぐためです。
ゼロカットシステムとは、証拠金以上の損失が出た場合に、本来ならマイナスになるはずの差額をFX業者が負担して口座残高をゼロにリセットしてくれるシステムです。
ゼロカットシステムはトレーダーが安全に取引を楽しむためのサービスですが、両建てと組み合わせるとシステムの穴をつく取引が可能となってしまいます。
例えば、2つの口座間で売りポジションと買いポジションを同時に保有した場合を考えてみます。
この場合、相場に価格変動が生じると、片方の口座Aには利益が発生し、もう片方の口座Bには損失が発生します。
口座Aの利益は、トレーダーが丸々手に入れられます。
口座Bの損失は、ゼロカットシステムによりXMが補填してくれるので口座残高額以上にはなりません。
つまり複数の口座間での両建てを許可すると、トレーダーは口座の差額分をリスクなしで獲得できるということになります。
これではトレーダーにのみ有利な取引となり、一方的な偏った利益が生じてしまいます。
そのためXMでは両建てに禁止行為を設け、公正な取引環境の実現を図っています。
XMで両建ての禁止行為はバレる?
XMで両建ての禁止行為をした場合は、バレます。
使用している取引プラットフォームの仕様のためです。
国内では各FX業者ごとに採用されている取引プラットフォームが違いますが、海外のFX業者ではMT4(Meta Trader 4)/MT5(Meta Trader 5)に統一されています。
MT4/MT5はそれぞれ2005年、2010年にMetaQuotes社によってリリースされた、FX業界で最も普及している取引プラットフォームです。
両プラットフォームとも、業者側から各トレーダーの顧客状況や取引履歴を確認できるシステムになっており、トレーダーは業者側に禁止行為を隠すことができません。
そのため1つの業者内での禁止行為はもちろん、他業者との間の両建ても容易に発覚します。
海外FXは取引への管理が徹底しており、不正行為は厳しく取り締まられるため、ペナルティを課せられないように気をつけましょう。
また仮に罰則がなくても、トレーダーとしての矜持を持ち、不正に手を染めず正々堂々と取引に臨むようにしてください。
XMで両建ての禁止行為を行うと課せられる罰則
XMで両建ての禁止行為を行うと課せられる罰則を紹介します。
XMで両建ての禁止行為を行うと課せられる罰則 |
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それぞれ解説していきます。
口座凍結
XMで両建ての禁止行為を行うと課せられる罰則に、口座凍結があります。
XMでは口座凍結を実施されると、次のことができなくなります。
- 会員ページへのログイン
- MT4/MT5へのログイン
- 入金
- 出金
- 取引
- 口座開設ボーナスや入金ボーナス、XMポイントの使用
XMで口座凍結になると、取引口座を復活させる凍結解除はできません。
一旦全てがリセットされるため、再度新規口座を開設することになります。
ただし口座凍結は口座単位で実施されるため、複数口座を保有している場合、他の口座は通常通り利用することができます。
再登録(新規口座開設)の手続きには、必ず初回時と同じメールアドレスを利用してください。
異なるメールアドレスで再登録を行うと、1人1回限りの口座開設ボーナス特典を重複して受け取ることになり、不正取得とみなされます。
その場合、強制口座凍結(強制退会)となり、再登録さえも受け付けられなくなります。
出金拒否
XMで両建ての禁止行為を行うと課せられる罰則に、出金拒否があります。
出金拒否とはFX業者がトレーダーからの出金申請を拒否することで、実施されると口座の残金を引き出すことができなくなります。
悪質なFX業者では正当な理由なしに出金拒否を行うこともあるため、巷にはよく「原因不明」や「トレーダーの稼ぎすぎ」を理由とした出金拒否の噂が流れます。
しかし、XMは資金管理や金融ライセンス、出金方法の豊富さなどから信頼性が高い業者であると判断できます。
出金拒否も全てユーザー側の不正行為に対するペナルティとして実施されており、トレーダーがいくら稼いでも問題ありません。
XMには安全な取引環境が実現されていますが、その分禁止行為には厳しく、故意でなくても規約違反を犯してしまうとペナルティが課せられるため気をつけてください。
両建てにより獲得した利益の没収
XMで両建ての禁止行為を行うと課せられる罰則に、両建てにより獲得した利益の没収があります。
せっかく時間や手間をかけて稼いでも、利益が没収されてしまっては意味がありません。
後ろ暗いことは最初からせずに、正当な手段で利益を獲得しましょう。
運営側は禁止行為に対して厳しいチェックをしており、調査の網をかいくぐるのは至難の業です。
しかし、もしチェックが無かったとしても、トレーダーの在り方を考え正攻法での利益獲得を目指すようにしてください。
レバレッジの引き下げ
XMで両建ての禁止行為を行うと課せられる罰則に、レバレッジの引き下げがあります。
レバレッジとは証拠金倍率のことで、レバレッジが高いほど少ない資金(証拠金)でも大きな利益を狙うことができます。
ハイレバレッジ取引のメリットを以下に示します。
- 資金(証拠金)が少なくても、大きく儲けることができる
- ゼロカットシステムが適用される
- 分散投資がやりやすい
レバレッジが引き下げられて低くなると、取引におけるこれらのメリットが全て失われてしまいます。
さらに低レバレッジの場合、利益を得るためには証拠金を多くしなければならないため、証拠金維持率を保つことが難しくなります。
その結果、強制ロスカットの水準に引っ掛かり大きな損失を招くことがあります。
XMで両建てするメリット
XMで両建てすると以下のようなメリットがあります。
XMで両建てするメリット |
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それぞれ解説していきます。
保有時間の異なる取引を同時進行できる
XMで両建てするメリットは、保有時間の異なる取引を同時進行できることです。
両建てで「売り・買い両方のポジションを同時に保有する」というと、保有期間も一致させなければいけないと捉えられがちです。
しかし、売りポジション・買いポジション共に始める時期も手放す時期も連動させる必要はありません。
長期的に買い(ロング)ポジションを保有して、一時的に売り(ショート)ポジションを持つことも可能です。
そのため両建てが許可されていると、相場トレンドに合わせて、保有時間の異なる取引手法を組み合わせることができます。
例えば、保有時間の異なる取引には以下のようなトレードがあります。
- スキャルピング:数秒~数分程度の短時間に何度も売買を繰り返すトレード
- デイトレード:1日のうちに利益や損失を確定し取引を終了させるトレード
- スイングトレード:2、3日~数週間の短期間で売買を完結させるトレード
このような手法を価格変動に合わせて駆使することで、利益獲得のチャンスが広がります。
証拠金が0になり強制ロスカットされない
XMで両建てするメリットは、証拠金が0になり強制ロスカットされないことです。
証拠金が0になる適用条件は、以下の通りです。
- 対象銘柄:全通貨ペア・GOLD(金)・SILVER(銀)
- ロット数:売りポジション・買いポジション共に同じロット数
他業者では両建てに証拠金を必要とするところもありますが、XMでは同じロット数の両建てに限り証拠金が0になります。
証拠金がないとそもそも証拠金維持率も存在しないため、強制ロスカットは発生しません。
そのため不利な局面でもポジションを保有でき、手放す時期を見計らって最良のタイミングでの損切りが可能になります。
特にハイレバレッジ取引では強制ロスカットを回避できるメリットは大きく、両建ての使い方しだいでは損失を抑えつつ最大限の利益を追求できます。
なお、異なるロット数での両建てでは必要証拠金が発生するため注意してください。
XMポイント(ロイヤルティポイント)を効率よく稼げる
XMで両建てするメリットは、XMポイント(ロイヤルティポイント)を効率よく稼げることです。
スタンダード口座とマイクロ口座では「XM ロイヤルティプログラム」が実施されており、取引する度に現金や取引ボーナスに変換できるXMポイントが付与されます。
両建ての場合、両ポジション分のXMポイントを一挙に獲得できるため、1口座で複数取引分のXMポイントを効率よく貯めることが可能です。
プログラムの対象となる条件は仮想通貨CFD以外の銘柄を10分以上取引することで、リアル口座を開設して初回取引を終えると自動的にプログラムが有効化されます。
ステータスはエグゼクティブ、ゴールド、ダイアモンド、エリートの4段階であり、ステータスによって付与されるポイントも異なります。
なお、KIWAMI極口座やゼロ口座には「XM ロイヤルティプログラム」が適用されないため気をつけてください。
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XMで両建てする方法/手順
XMで両建てする方法を紹介します。
PCで両建てする方法
PCで両建てする方法は、以下の通りです。
PCで両建てする方法 |
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それぞれ解説していきます。
両建てしたい通貨ペアのチャート画面を開く
両建てしたい通貨ペアのチャート画面を開きます。
MT4かMT5にログイン後、左側にある「気配値表示」から両建てしたい銘柄を右クリックしてください。
「チャート表示」>「新規注文」をタップする
「チャート表示」>「新規注文」をタップします。
メニューが表示されるため、「チャート表示」を選択し、画面の上部にある「新規注文」をタップしてください。
「成行買い」「成行売り」どちらかにエントリーする
「成行買い」「成行売り」どちらかにエントリーします。
成行注文(成行買い・成行売り)とは、銘柄の数量だけを明確にし値段を指定しない注文のことです。
名前の通り市場の成り行きに任せた方法で、その時の市場に出ている条件の中で価格的に一番有利な取引を成立させることができます。
売買を早く確実にしたい際に便利な一方、価格が読めないため、相場変動が大きい際に想定以上に高値で買ったり安価で売れたりすることがあります。
反対のポジションにエントリーして完了
最後に、反対のポジションにエントリーして完了です。
証拠金を0にして強制ロスカットを回避したい場合は同ロット数にする必要がありますが、そうでなければ必ずしも同ロット数でなくて構いません。
エントリー後は画面の一番下にある「ターミナル」>「取引」で、売り・買い両方のポジションが表示されているのを確認してください。
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スマホアプリで両建てする方法
スマホアプリで両建てする方法は、以下の通りです。
スマホアプリで両建てする方法 |
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それぞれ解説していきます。
両建てしたい通貨ペアのチャート画面を開く
両建てしたい通貨ペアのチャート画面を開きます。
MT4かMT5にログイン後、両建てしたい銘柄を長押ししてください。
メニューが表示されるため、「チャート」を選択します。
銘柄が表示されない場合は、画面右上の「+」ボタンから探してください。
画面右上の「トレード」をタップする
画面右上の「トレード」をタップします。
チャート画面に移動したら画面右上にある「トレード」をタップしてください。
「成行買い」「成行売り」どちらかにエントリーする
「成行買い」「成行売り」どちらかにエントリーします。
成行注文は市場状況によって約定価格が決まり、必ずしも提示した希望価格で売買が成立するとは限らないため注意してください。
約定とは売り手と買い手の条件が一致して取引が成立したことを意味し、その際の価格を約定価格といいます。
もし取引相手が現れず約定に至らなかった場合は、条件を見直してみましょう。
反対のポジションにエントリーして完了
最後に、反対のポジションにエントリーして完了です。
エントリー後にチャート画面に戻ったら、再度画面右上の「トレード」をタップしてください。
次は、反対のポジションにエントリーします。
エントリー後はメニューの一番下にある「トレード」をタップし、売り・買い両方のポジションが表示されているのを確認してください。
スマホアプリは画面が小さいため、誤操作しないように注意しましょう。
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XMで両建てポジションを解除する方法
XMで両建てポジションを解除する方法を紹介します。
PCで両建てポジションを解除する方法
PCで両建てポジションを解除する方法は、以下の通りです。
PCで両建てポジションを解除する方法 |
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それぞれ解説していきます。
両建て解除したい通貨ペアのチャート画面を開く
両建て解除したい通貨ペアのチャート画面を開きます。
MT4かMT5にログイン後、 両建てを解除したい銘柄を右クリックしてください。
「注文変更または取り消し」を選択する
「注文変更または取り消し」を選択します。
メニューが表示されるため、「注文または取り消し」をクリックしてください。
「注文種別」>「両建て解除」を選択する
「注文種別」>「両建て解除」を選択します。
「注文種別」のタブをクリックして、メニューの中から「両建て解除」を選択します。
複数の銘柄を両建てしている場合は、「両建て解除:通貨ペアを指定」を選ぶと銘柄ごとに対応できます。
「複数決済」をクリックして完了
「複数決済」をクリックして完了です。
内容を確認して問題なければ、「複数決済」と記載された黄色いボタンをクリックしてください。
なお、同ロット数での両建てをしていて証拠金が0であった場合、売り・買いどちらかのポジションのみを決済して両建てを解除すると、その瞬間に証拠金が必要になります。
証拠金が増えると証拠金維持率が低下し、ロスカットの水準を下回ることがあるため注意してください。
スマホアプリで両建てポジションを解除する方法
スマホアプリで両建てポジションを解除する方法は、以下の通りです。
スマホアプリで両建てポジションを解除する方法 |
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それぞれ解説していきます。
解除したい両建てポジションを長押しする
解除したい両建てポジションを長押しします。
MT4かMT5にログイン後、両建てを解除したい銘柄を長押ししてください。
メニューが表示されるため、「両建て解除」をタップしてください。
「両建て解除」をタップして完了
「両建て解除」をタップして完了です。
解除画面の「注文による」の下に、両建て取引中のポジションが表示されます。
内容を確認して問題がなければ、「注文による」下のポジションをタップして両建て解除を確定します。
最後に、「両建て解除」と記載されたオレンジのボタンをクリックしてください。
なお両建て取引では、売り・買いそれぞれのポジションを別々に決済すると、時間差で含み損が増えたり含み益が減ったりするリスクがあるため気をつけてください。
XMで両建てする際の注意点
XMで両建てする際は、以下の点に注意してください。
XMで両建てする際の注意点 |
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それぞれ解説していきます。
ポジションを片方ずつ解除すると証拠金が必要になる
ポジションを片方ずつ解除すると証拠金が必要になります。
XMでは、売り・買い両ポジションとも同じロット数での両建てに限り、証拠金を0にすることができます。
この際、両ポジションとも同じタイミングで決済すれば証拠金は発生しないまま取引が終了します。
しかし決済の時期がズレると両建てが成立しない期間が存在することになり、どちらかを解除した途端に証拠金が必要になります。
証拠金が発生して証拠金維持率がロスカットの水準を下回った場合は、強制ロスカットが執行され損失を回収できずに終わってしまいます。
従って、証拠金がロスカット水準ギリギリで余裕がない際は、両ポジションの決済のタイミングを合わせるようにしましょう。
もしポジションを片方ずつ解除したい場合は、事前に証拠金の金額や維持率をチェックし、解除しても問題ないか確認した上で実行してください。
マイナススワップの銘柄を長期的に両建てすると損失が発生する
マイナススワップの銘柄を長期的に両建てすると損失が発生します。
ペアとなる通貨間の金利差から生じる調整額のことを、スワップポイントといいます。
スワップポイントには、以下の2パターンがあります。
- プラススワップ:高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売る場合に受け取る金利差
- マイナススワップ:低金利の通貨を買い、高金利の通貨を売る場合に支払う金利差
スワップポイントは各国の金利情勢により毎日変動し、売りポジション・買いポジションで同額ではありません。
そのため両建てをしている場合、スワップポイントが総合的にマイナス側に傾くことがあります。
合計スワップがマイナスに傾いている銘柄を長期間両建てしていると、徐々に損失が積もり重なっていくため注意が必要です。
なお、KIWAMI極口座であればスワップフリーであるため、スワップポイントによる損失を気にせず取引できます。
しかしプラススワップによる利益は獲得できず、また「XM ロイヤルティプログラム」が実施されていないためXMポイントも付与されません。
経済指標発表時は相場が急変動し、損失が大きくなりやすい
経済指標発表時は相場が急変動し、損失が増大しやすくなります。
経済指標とは、各国の政府や中央銀行が発表する雇用・物価・景気・金融政策などに関わる経済的な統計のことです。
経済動向を測る材料の1つであり、発表があると相場が急変動することがあります。
価格が安くなれば注文は買い側に、高くなれば売り側に偏るため、相場急変時には買値と売値の差(スプレッド)が大きくなります。
為替の値動きに対してスプレッドが小さいほど利益に結びつくため、相場急変時はスプレッドによる損失も増大します。
さらに両建ての場合、為替損益は相殺されますが、スプレッドは両ポジション分で2倍になるためスプレッドによる損失も同じく2倍になります。
損失が膨れ上がると強制ロスカットされることもあるため、両建て時の相場の急変動には注意が必要です。
XMの両建てに関してよくある質問
XMの両建てに関してよくある質問を紹介します。
両建てに必勝法はある?
両建てに必勝法はありません。
強いていえば過去検証をして勝ちパターンを分析し、自分なりのルールを設けることです。
また必勝法に近いのは「複数口座で両建てを行い、強制ロスカットやゼロカットシステムで損失を抑えて利益のみを享受する方法」ですが、これは禁止行為にあたります。
禁止されていない必勝法があれば皆が手を出すはずであり、FX業界は成り立ちません。
相場の変動を100%の確率で予測するのは誰にも不可能であり、それをいかに読むのかがFX取引の醍醐味です。
情報商材で謳われている「確実に勝てる」「勝率100%」といった甘い言葉に騙されず、知識や経験からの勘をフル稼働させて勝利を狙いましょう。
ナンピン手法は可能?
ナンピン手法は可能です。
ナンピンとは、価格がエントリーと逆方向に動いた際に損を確定させず、回復して利益が出るまでポジションを追加し続ける手法です。
平均単価を下げて1つひとつを安く取得することができるため、利益に転じた際の利幅も大きくなります。
例えば、1ドル150円の相場で買いポジションを1ロット保有している場合を考えます。
1ドル148円に下がった際にナンピンを行って新たに1ロット買い足すと、平均1ドル149円で2ロットのポジションを保有していることになります。
すると1ドル当たり2円だった損失を1円に減らすことができ、相場が1ドル150円にまで回復しなくても、149円の段階で損失を0にできます。
ただし新たにポジションを増やすたびに証拠金が必要となるため、軍資金が底をつく前に相場が反転しないと、費やしてきた分全てが失われてしまいます。
どんなタイミングで両建てを解除すべき?
両建てを解除すべきタイミングは、相場のトレンドが定まった際です。
トレンドとは相場の方向性のことであり、相場は継続的に上昇もしくは下降するトレンド相場、狭い値幅を行ったり来たりするレンジ相場に分けられます。
割合にすると、相場全体の3割がトレンド相場、7割がレンジ相場といわれています。
両建てのメリットはレンジ相場で様子見できることですが、トレンドが明確になりさえすればもうポジションを確定して利益を狙いにいくことができます。
むしろ、いつまでも逆ポジションを持っていては利益が減っていってしまいます。
相場のトレンドが定まったら、最適なタイミングで両建てを解除して利益を獲得しにいきましょう。
自動売買システム(EA)で両建てしても問題ない?
自動売買システム(EA)で両建てしても問題ありません。
ただしEA(Expert Adviser)任せで取引を続けていると、複数口座での両建てが偶然成立していることがあります。
知らないうちに禁止行為を行ってしまっても、発覚した際に「気づいていなかった」という言い訳は通らないため気をつけましょう。
EAは、MT4/MT5上で作動する自動売買プログラムで、各国のトレーダーが色々な仕様でプログラムを組み、販売や配布をしています。
EAを導入するなら収益性が高く、かつ自分の特性に合った使いやすいものを厳選しましょう。
仮想通貨を両建てすることはできる?
仮想通貨を両建てすることはできます。
ただし仮想通貨での両建ては、他銘柄での両建てよりも必要証拠金における条件が厳しくなります。
仮想通貨での両建ての条件は、以下の通りです。
- 必要証拠金が相殺されず、片道分(売りポジションまたは買いポジションどちらか)の必要証拠金が生じる
- 必要証拠金は50%
仮想通貨での両建てでは、通貨ペアなどでの両建てのように証拠金0のメリットを享受できないので、取引の際は注意してください。
もちろん仮想通貨であっても両建て時の禁止行為は変わらないため、うっかり実行してしまわないように気をつけましょう。
XMの両建てのやり方や禁止行為まとめ
この記事では「XMで両建てする方法や禁止行為、メリットや注意点」などについてお伝えしてきました。
両建ては、価格変動を様子見しながら損失を最小限に抑え、最大限の利益を狙う戦略の1つです。
特にXMには、同ロットの両建てに限り証拠金0で強制ロスカットを避けられる、XMポイントを効率よく溜められる、というメリットもあります。
しかし両建ての使い方によってはゼロカットシステムを悪用できるため、厳しい規制も設けられています。
両建てを行う際はきちんとルールを守り、節度を保って取引を楽しみましょう。
なお、総合的に評価されている人気の海外FX業者については、海外FX業者おすすめランキングにて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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