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FXGTは両建てできる?やり方や解除方法、禁止行為がバレる理由も解説

fxgt両建てアイキャッチ

この記事を読んでいるあなたは、

  • FXGTは両建てできるの?
  • FXGTの両建てにおいて禁止されている行為は?
  • FXGTの悪質な両建てがバレる理由は?

上記のように考えているかもしれません。

この記事では「FXGTの両建てにおける禁止行為やバレる理由、メリットや注意点」などについてお伝えしていきます。

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目次

FXGTは両建てできる?

紙幣を受け渡す人

両建てとは、同じ通貨で「買いポジション」と「売りポジション」を同時に持つことです。

最も馴染みのあるドル円を例にとると、ドル買い円売りの「買いポジション」とドル売り円買いの「売りポジション」を同時に保有してリスクヘッジをします。

両建てをしていれば、相場が上昇した際には売りポジションの損失を買いポジションの利益で補うことができ、相場が下落した際は買いポジションの損失を売りポジションの利益で補うことが可能です。

両建て実行時にレートが上昇した場合、買いポジションを決済して利益を確定してしまいます。

売りポジションは損失を抱えたまま残されますが、レートが下落した際まで待って決済することで利益が得られます。

もし、「買い」「売り」のどちらか1つしか保有していない場合、投資家は利益を逃してしまう可能性があります。

しかし、両建てを行っていると利益獲得のチャンスを逃さず決済できます。

海外FX会社の一部には、両建てを禁止している事業者がいますが、FXGTは公式に両建てを認めているため積極的に活用しましょう。

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FXGTでは同一口座・同一通貨ペアでの両建てが可能

紙幣とコイン

FXGTでは、FX取引やCFD取引で広く活用されているMT5を使ってトレードしますが、同じMT5口座内に限り同一口座・同一ペアでの両建てを認めています。

同一口座・同一通貨ペアでの両建てとは、FXGTで開設している1つの口座の中で、買いポジションと売りポジションを同時に保有することです。

後ほど詳しく説明しますが、FXGTではスタンダード+口座、ミニ口座、プロ口座など5タイプの口座が開設できます。

同じタイプの口座内であれば、複数通貨を同時に両建てすることも可能です。

たとえば、スタンダード+口座では、ドル円の両建てとユーロドルの両建てを同時に保有することが可能です。

証拠金の範囲内であれば、複数の通貨ペアであっても保有可能です。

その際の条件は、あくまでも同じ口座で取引することです。

複数タイプの口座をまたいで両建てすることは禁じられているため、注意が必要です。

FXGTの両建てにおける禁止行為

bannedの看板とpc

FXGTの両建てでは、以下のような禁止行為があります。

FXGTの両建てにおける禁止行為
  • FXGTの複数口座を跨いだ両建て取引
  • FXGTと他FX業者口座を跨いだ両建て取引
  • グループ間(複数人)での両建て取引
  • ゼロカットシステムを悪用している両建て取引

それぞれ解説していきます。

FXGTの複数口座を跨いだ両建て取引

FXGTでは複数の口座を保有してトレードできますが、口座をまたぐ両建ては認められていません。

保有できる口座は、以下のとおりです。

口座タイプ 通貨単位 特徴
スタンダード+口座 100,000 一般トレーダー向けの標準的な講座
ミニ講座 10,000 初心者向けの口座
Cryoto max口座 1 暗号資産トレーダー向けの口座
PRO口座 100,000 経験者向けの口座
ECN口座 100,000 低スプレッド取引が可能な講座

FXGTでは、口座をまたぐ両建ては禁止されています。

たとえば、スタンダード+口座でドル円の買いポジションをもち、ミニ講座でドル円の売りポジションを持つような取引はできません。

複数口座をまたいで両建てすることを認めると、片方の口座はゼロカットで損失を最小限にする一方、もう1つの口座では利益を大きくするといったことが可能になってしまうため、FXGTでは複数口座をまたいだ両建てを禁止しています。

複数の口座を使って取引する人は、口座をまたいだ両建てをしていないかどうか確認しておきましょう。

FXGTと他FX業者口座を跨いだ両建て取引

FXGTは、自社と他のFX業者の口座をまたぐ両建てを禁止しています。

FXGTでドル円の買いを発注しつつ、他のFX業者Aで売り注文を出すことはできません。

注意しなければならないことは、意図せずに複数業者をまたいだ両建てをしてしまうケースです。

トレードのタイミングはいつ何時訪れるかわからないため、咄嗟に行った取引が複数業者をまたぐ両建てに該当する可能性があります。

FX業者によっては、トレーダー個々の事情まで分からないため、問答無用で規約違反であるとして罰則を適用してくる可能性があります。

FXGT側が規約違反として罰則を適用する可能性もあれば、もう1つの業者が罰則を適用する可能性があるため、リスクが大きい行為といえます。

FXGTがどの程度、厳密にルールを適用しているか不明ですが、厳格に適用してきた際に備え、うかつなトレードはしないようにしましょう。

もし、こうしたミスを心配するのであれば、トレードする業者を1つに絞り、ミスが発生しないように気を付けるとよいでしょう。

グループ間(複数人)での両建て取引

1人で両建てするのが禁じられているのであれば、複数人でやれば良いのでは?と思うかもしれませんが、それも禁止されています。

ある人がドル円の買いポジションとポンド円の売りポジションをFXGTで保有し、別の人物が他のFX業者Aでその反対のポジションを保有したとします。

それぞれの人が完全に別個の取引であれば何の問題もありませんが、共謀して両建てをしていたとなると話が別です。

確かに、1度や2度の取引では両建てと認定することは難しいかもしれません。

しかし、利益を確保するために取引を反復したり、取引金額が大きくなったりすれば、共謀して両建て取引を行ったことが明るみに出てしまうでしょう。

FXGTの事例ではありませんが、実際に業者をまたいだ両建て行為が発覚して罰則を課された事例が存在します。

罰則の内容は業者によって異なりますが、利益がすべて没収されたり、出金できなかったりするため両建て行為を行って得た利益がすべて無駄になってしまいます。

リスクが大き過ぎる行為なため、絶対にやめましょう。

ゼロカットシステムを悪用している両建て取引

海外FX業者のメリットの1つに、ゼロカットシステムがあります。

ゼロカットシステムとは、FX業者が相場急変時に発生した証拠金以上の損失を肩代わりする仕組みのことです。

また、FXには、ロスカットという仕組みも存在します。

ロスカットとは、保有しているポジションの損失(含み損)が一定の基準に達した際、強制的にポジションを決済する措置のことで、損失のさらなる拡大を防ぐために導入されている仕組みのことです。

相場が大きく変動している際、ロスカットが間に合わずに証拠金以上の損失を被る可能性があります。

海外FX会社は証拠金以上の損失を会社が負担するゼロカットシステムを取り入れているため、日本のFX業者で発生する追加証拠金が発生しません。

ゼロカットの仕組みを悪用するとFX業者に損害を与え、トレーダーが利益を上げることが可能となります。

たとえば、FXGTと他のFX業者Aとで「買い」と「売り」のポジションをそれぞれ証拠金100万円分保有していると仮定します。

相場が大きく上昇して、買いポジションの含み益が300万円になったとしましょう。

他方、他のFX業者Aではー300万円となるはずですが、ゼロカットにより損失は証拠金分の100万円にとどまるため、FXGT口座の100万円の損失を被っても、100万円の利益が発生します。

FXGTでは、こうしたゼロカットシステムの悪用も禁止行為となっています。

FXGTで両建ての禁止行為を行うとバレる?理由を解説

スマホを見ている人々

「同一業者であればともかく、他の業者との両建てはバレないだろう」と考えたとしてもほぼ100%把握できるといいます。

FXは、取引履歴を全ての業者が共有しやすい仕組みとなっています。

1つ目の理由は、共通のトレードツールとしてMT4やMT5を使用しているためです。

MT4やMT5はメタクォーツ社が開発した無料で利用可能な取引ツールで、以下の点で優れているため、多くのトレーダーが使用しています。

  • 自動売買プログラム(EA)が使用できる
  • 自分で組んだEAの検証作業(バックテスト)ができる
  • チャートを分析するためのテクニカルインディケーターが豊富である

海外FX業者を利用する際はMT4やMT5を使用するのが一般的ですが、取引履歴は海外FX業者間で共有できます。

同一のプラットホームを使用してため、業者が違っていても怪しい取引が筒抜けになってしまうのです。

2つ目の理由は、多くの業者が共通のLPやブリッジを利用しているためです。

LPやブリッジは、簡単にいえばFX取引の仲介業者であり、FX業者はLPやブリッジのサーバーを通じて顧客に指示されたトレードを成立させます。

MT4やMT5の取引履歴、LP・ブリッジの取引履歴などを通じて禁止行為の有無を判別します。

取引履歴をごまかすのはほぼ不可能であるため、FX会社が本気で調査すれば、両建ての事実をつかめます。

FXGTで両建ての禁止行為を行うと課せられる罰則

pcの前で悩んでいる人

FXGTの両建ての禁止行為を行うと、以下のような罰則が課せられます。

FXGTで両建ての禁止行為を行うと課せられる罰則
  • 出金拒否
  • 口座凍結
  • アカウント停止
  • 全ボーナス没収
  • ゼロカット対象から外れる

それぞれ解説していきます。

出金拒否

出金拒否とは、FX業者がトレーダーによる出金申請(FXの口座から銀行口座などへの出金要請)を拒否することです。

出金拒否と聞くと、FX業者がトレーダーに対して一方的に行うイメージを持っているかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。

今回取り扱っている規定違反の両建ての場合、出金拒否の原因は禁止行為を行ったトレーダー側にあります。

意図的な規約違反とみなされた場合、警告なしで出金拒否となるケースもあります。

また、他のFX業者にまたがって両建てをしていたことが発覚した場合は、FXGTはもちろんのこと、トレードしていたもう1つのFX業者からも出金拒否されるかもしれません。

ゼロカットシステムの悪用を防ぐための措置なため、出金拒否が解除される可能性は極めて低いと考えるべきでしょう。

口座凍結

口座凍結とは、海外FX業者で開設したアカウントが使用不能になることです。

そもそも、ログインすることすらできなくなるため、入金・出金、トレードといった海外FXに関することがすべてできなくなります。

出金拒否の場合は、ログインやトレードが可能であるのに対し、口座凍結はそれすらできないことから、より重い措置だといえます。

基本的に、一度でも口座が凍結されてしまうと、いかなる理由があっても同じFX業者で取引することが不可能となり、これまでの利益や入金した資金の回収もできなくなります。

両建て以外に口座凍結となる事例としては、経済指標の発表など相場が激しく流動する際だけに限ったハイレバ取引があげられます。

どちらも、取引ルールで禁止されている行為であるため、発覚した場合に口座凍結となってもやむを得ない事例です。

アカウント停止

アカウント停止とは、口座開設よりも重いペナルティ措置です。

一度、アカウントが停止となると二度と同じアカウントでの取引が不可となるため、トレードを二度と行うことができません。

口座凍結とほぼ同じ意味合いとなりますが、入出金や同一人物によるFXGTでの口座開設ができないといった点を考慮すれば、口座凍結よりも重大な規約違反だといえます。

全ボーナス没収

両建て行為が発覚すると、FX会社から賦与されていたすべてのボーナスが没収される可能性があります。

海外FX業者は、トレーダーにボーナスを提供する場合があります。

主なボーナスは、以下の3種類です。

  • 口座開設ボーナス
  • 入金ボーナス
  • 取引ボーナス

口座開設ボーナスとは、FX口座に入金せずとももらえるボーナスのことです。

口座開設手続きが終了し、本人確認書類の認証が終了するとボーナスが与えられます。

入金ボーナスとは、FX口座に入金した額に応じて付与されるボーナスのことです。

パーセントで表されることが多く、100%入金ボーナスなら口座の証拠金が100%上乗せされて2倍となります。

取引ボーナスは、FX業者が定めた取引量やステータスに応じて付与されるボーナスのことです。

両建ては明確な規約違反となるため、ボーナスとして与えられたものはすべて没収される確率が高いでしょう。

ゼロカット対象から外れる

禁止行為を行なってしまうと、ゼロカットの対象外とされる可能性もあります。

ゼロカットの仕組みは本来ならトレーダーが負うべきリスクをFX会社側が負担してくれるという点で、トレーダーに有利な仕組みです。

日本の場合、金融庁の指導によりゼロカットシステムの導入は禁じられています。

ゼロカットが認められていないと、ロスカットが間に合わなかった際に、証拠金以上に発生してしまった損失はトレーダーが負担しなければなりません。

一方、海外FX業者は100倍や1,000倍といった日本では考えられないハイレバ取引できます。

もし、ゼロカットの対象外となってしまえば、100倍や1,000倍といった超ハイレバの取引は不可能となります。

海外FXの一番の魅力である、超ハイレバを封じられるのはかなりの痛手となるでしょう。

FXGTで両建てするメリット

色鉛筆で書かれた英語とグラフ

FXGTで両建てすると以下のようなメリットがあります。

同じロット数で両建てを行うと証拠金が0になる

FXGTで両建てを実施するメリットは、証拠金を相殺できることです。

両建てで必要な証拠金の金額は、業者によって異なります。

    スタンダード+口座で1lot(100,000通貨)の買いポジションを保有するために100,000円分の証拠金が必要だとした場合、売りポジションを1lotもつためにも同じ金額の証拠金が必要となります。

    業者によっては、買い1lot、売り1lotと計算されると合計2lot分の証拠金が請求されることもありますが、FXGTでは買いと売りの証拠金を相殺する仕組みをとっているため、両方のポジションを維持している限り、証拠金維持率が変動しません。

    しかし、買いポジションと売りポジションの数量が異なれば、差額分の証拠金が必要となります。

    買いポジションが3lot、売りポジションが1lotであれば、ポジション保有数の差である2lot分の証拠金を用意しなければなりません。

    買いと売りのポジションを相殺できるFXGTの証拠金は、比較的用意しやすい仕組みです。

    他の業者の一部は、保有量が多いポジション分の証拠金、すなわち、3lot分の証拠金を要求することがあるため、FXGTはかなり利用しやすいシステムだといえるでしょう。

    強制ロスカットを避けやすくなる

    強制ロスカットとは、保有しているポジションが一定以上の損失を出した際に、強制的にロスカットを実行する仕組みのことです。

    FXの損失は決済した際に確定するため、決済前のポジションの損失は未確定な状態(含み損)といいます。

    含み損の状態を維持し、相場の反転を期待することで損失の確定を先延ばしにすることが可能ですが、強制ロスカットが発動すると自動的に決済が行われるため、損失が確定してしまいます。

    特に、相場が急変した際は強制ロスカットが発動しやすいため要注意です。

    トレーダーがFXGTで両建てを行うと証拠金が相殺されるため、証拠金を減らさずにポジションを保有できます。

    強制ロスカットを回避し、相場が反転したころ合いを見計らってトレーダーはどちらか一方のポジションを決済して利益を確定します。

    両建てを活用して含み損の拡大をストップしている間に、トレーダーは冷静に状況を見極めてポジションを決済できます。

    取引における戦略の幅が広がる

    両建ては、取引戦略の幅を広げるために有効な方法です。

    「買い」と「売り」の両方を同時に行うトレードである両建ては、初心者向けの方法ではありませんが、トレードに慣れた上級者であれば有効活用できる取引手法です。

    両建てが生かされる場面の1つは、レンジ相場です。

    レンジ相場(ボックス相場)とは、一定の値幅内で価格が上下を繰り返す状態のことで、為替相場の7~8割がレンジ相場です。

    しかし、レンジ相場の状態が長くなり、価格が上下動を繰り返す回数が増えれば増えるほど、相場をブレイクする可能性が高まります。

    「買い」「売り」の片方だけのポジションを保有していると、自分の予想に反して相場が動いた時に大きな損失が出るかもしれません。

    両建てを設定することで、予想に反して相場が動いた際のリスクヘッジができます。

    リスクヘッジとして両建てを使用する方法は、トレンド相場でも活用できます。

    上昇トレンドの際は買いポジションで利益を狙いますが、一時的に相場が反転することがあります。

    反転が一時的なものか、それともトレンドが反転したのかを見極めるのは至難の業ですが、そのようなときこそ、両建てを使って現在のトレンドの逆のポジションを保有します。

    トレード経験を積んでいる人であればあるほど、両建てで取引戦略を広げることが可能です。

    税金対策になる

    FXGTで両建することは、税金対策としても有効です。

    FXで課税されるタイミングは決済を行って利益を確定させた瞬間であるため、利益が出ている状態(含み益)でポジションを保有していたとしても課税対象となりません。

    海外FXの損益は雑所得として扱われ、他の所得と合算で算出される総合課税の対象です。

    総合課税の税率は、所得に応じて5%~45%となる累進課税となっています。

    利益を確定させるタイミングを間違えてしまうと、課税対象所得が大きくなって、次年度の税負担(所得税や住民税)が重くなってしまうでしょう。

    税金対策の方法は、2種類あります。

    • 年内に損失が出ているポジションを決済して課税対象額を減らす
    • 含み益の決済を翌年に延ばして課税を先延ばしにする

    確定申告書を作成する際、FXの損失を計上することで他の雑所得の課税対象額を減らすことができます。

    FXの損失は、アフィリエイトや開業届を出さずに行っている副業の収入、仮想通貨の利益などを相殺できるため、課税対象所得を減らせます。

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    FXGTで両建てする際の注意点

    注意マーク

    FXGTで両建てする際は、以下の点に注意が必要です。

    スプレッドやスワップポイントが2ポジション分発生する

    FXGTで両建てする際の注意点は、スプレッドやスワップポイントが2ポジション分発生してしまうことです。

    スプレッドとは、売値と買値の価格差のことで、一般的にトレーダーが負担します。

    たとえば、ドル円のペアで「買い」が148.5円、「売り」が148.6円であれば、差額の0.1円がスプレッドとなります。

    両建てはポジションを2つ保有しているため、決済する際に、スプレッドを別々に支払わなければなりません。

    スワップポイントとは、ペアとなる通貨の金利差調整分として付与されるポイントのことです。

    高金利通貨を買い、低金利通貨を売るポジションを保有していると、トレーダーはFX業者からプラスのスワップポイントを獲得しますが、反対のポジションを持っているとマイナスのスワップポイント分をFX業者に支払わなければなりません。

    両建ては、両方のプラスとマイナスのスワップポイントを同時に支払わなければなりません。

    スワップポイントの設定はFX業者によって異なりますが、マイナスのスワップポイントが上回っていると、ポジションを保有する限りスワップポイントを支払い続けなければならないため注意しましょう。

    片方のポジションを決済すると0だった必要証拠金が元に戻る

    FXGTで両建てする際の注意点は、片方のポジションを決済して両建てを解消すると、0だった必要証拠金が元に戻ってしまう点です。

    FXGTで両建てをするメリットは、買いと売りのポジションを同数保有していると必要証拠金が相殺されることにあります。

    両建てで利益を得るには、どこかのタイミングで一方のポジションを決済して利益を確定させなければなりません。

    注意しなければならないのは、大きなポジションを両建てで保有している際です。

    両建てをしていると必要証拠金が0となるため、より多くのドレードができ、大きなポジションの保有が可能となります。

    しかし、片方のポジションを決済して解消すると、必要証拠金が復活してしまいます。

    両建てのポジション以外に、他のポジションも保有していれば一時的に証拠金を圧迫してしまう恐れがあり、強制ロスカットのリスクがでてきます。

    両建てを解消する際は、解消後の必要証拠金を維持できるだけの資金が口座にあるか、しっかり確認しておきましょう。

    利用規約を破るとペナルティが発生する

    FXGTで両建てする際の注意点は、利用規約を破るとペナルティを課せられる点です。

    ペナルティが課される取引は、以下のとおりです。

    • ゼロカットシステムを悪用した取引
    • 複数口座を使用した両建て
    • FXGTと他のFX業者をまたいだ両建て
    • インサイダー取引
    • マネーロンダリングを目的とした取引
    • サーバーダウンを狙った取引

    ゼロカットシステムを悪用しやすいのは、相場が大きく変動する際です。

    具体的には、金曜日の終値と月曜日の始値のギャップ(窓)が開くタイミングや経済指標の発表時などを意図的に狙ってゼロカットシステムを悪用することであり、そういった取引をすると、出金停止などのペナルティが課されます。

    先ほど解説した複数口座、複数業者をまたぐ両建ても出金拒否などのペナルティの対象です。

    市場の信頼性を損ないかねないインサイダー取引や犯罪資金の浄化目的とするマネーロンダリング、意図的にサーバーダウンを狙った取引など、利用規約に明記されている違反行為を行った場合は、口座凍結の対象となります。

    FXGTで両建てする方法/手順

    積み木を積んでる人

    ここからは、FXGTで両建てする方法や手順を具体的に見ていきます。

    PCで両建てする方法/手順

    FXGTをPCで利用して両建てする際の方法を解説します。

    「新規注文」から買いポジションをエントリーする

    最初にMT5を起動すると、取引銘柄や気配値が記された画面が現れるため、「新規注文」をクリックします。

    注文は、新規注文画面(オーダー)で、取引する銘柄や注文方法(成行か指値か)、数量を選択し、画面下にある「Sell」か「Buy」をクリックすると完了できます。

    また、ワンクリック注文を活用すると、簡単に買い・売りの注文ができます。

    反対の売りポジションをエントリーする

    1つ目のポジションを設定したのと同様に、新規注文をクリックします。

    取引する銘柄や数量を入力する点も、1つ目の注文と全く同じです。

    気を付けなければならないことは、新規注文しているつもりで、ポジション決済の注文をしてしまう可能性があることです。

    「Sell」や「Buy」のボタンを押す前に、自分の注文が正しいものであるか、確認しておきましょう。

    スマホで両建てする方法/手順

    FXGTをスマホで利用して両建てする際の方法を解説します。

    両建てする通貨ペアのポジションをタップする

    スマホで両建て注文する際も、PCと同じくMT5を起動し、両建てする通貨ペアを選択しましょう。

    通貨ペアの選択は、アプリ左下に表示される「気配値」ボタンをタップすることで可能となります。

    気配値ボタンをタップすると、通貨ペアと気配値の一覧が表示されるため、その中から取引したい通貨ペアを選びましょう。

    「トレード」をタップする

    取引をする際は、画面下にある「トレード」ボタンをタップすると、注文方法やストップロス、テイクプロフィットなどを入力する画面が現れます。

    注文方法とは、成行注文や指値注文のことです。

    ストップロスとは、損切りのことで、ストップロスで設定した価格になると決済されます。

    テイクプロフィットは利益確定のことで、こちらもストップロスと同様になると自動的に決済されます。

    損切りや利益確定を設定しないのであれば、そのまま「成行買い」「成行売り」のどちらかをタップし、トレードの指示を出しましょう。

    保有する数量を入力して注文ボタンを押す

    保有する数量は、ロット単位で入力します。

    入力する場所は画面の中央で、「-0.1、-0.01、+0.01、+0.1」などと書かれた部分を見てください。

    表示されている数値をタップすることで、必要な数量の入力ができます。

    直接入力で数値を入力することもできるため、どちらでも自分の好きな方法で数値を入力しましょう。

    反対のポジションも注文する

    片方のポジションについて注文が終わったら、反対のポジションも同様に注文します。

    基本的に同じことを繰り返すだけなため、特に問題はありません。

    しかし、最後の「買い」「売り」を選択する際には、誤って最初と同じポジションを追加しないように気を付けましょう。

    同じポジションを選択しても、単純にポジション数が増えるだけで両建てになりません。

    FXGTで両建てポジションを解除する方法/手順

    stepbystepと書かれた紙を持ってる人

    FXGTで両建てポジションを解除する手順について解説します。

    PCで両建てポジションを解除する方法/手順

    両建てポジションを解除するには、どちらかのポジションを決済しなければなりません。

    最初に、表示されている保有中のポジションの中から、決済したいポジションを選択します。

    決済するのは、含み益が出ているポジションの方です。

    決済したいポジションをクリックすると、表示されたタブの中に「決済」があります。

    決済ボタンをクリックするとポジションの決済が完了し、両建てが解除されます。

    スマホで両建てポジションを解除する方法/手順

    スマホで両建てポジションを解除する方法を解説します。

    解除したいポジションをタップする

    スマホアプリの場合も、片方のポジションを決済するという点ではPC版と同じです。

    最初に、保有するポジションの一覧を表示します。

    複数のポジションが表示されるため、決済したいポジションをタップして選択しましょう。

    他のポジションを間違えてタップしていないか慎重に確認します。

    「ポジション決済」をタップして完了

    ポジションを選択すると、ポジション決済・ポジション変更・トレード・チャートなどのタブが現れます。

    タブの中から、ポジション決済を選びましょう。

    ポジション決済を選択すると決済が実行され、両建てを解除することができます。

    決済画面で同時に現れる「Sell by Market」「Buy by Market」をタップすると、新規で別な注文をしてしまうため注意が必要です。

    FXGTの両建てに関してよくある質問

    はてなマーク

    FXGTの両建てに関するよくある質問にQ&A形式で答えます。

    FXGTの両建てでスワップポイントを稼ぐことはできる?

    スワップポイントを狙うのであれば、両建てではなく、スワップポイントが得られるポジションのみを保有したほうが稼げます。

    FXでは、2通貨間の金利差であるスワップポイントがやり取りされます。

    先ほども述べたように、両建てすると買いポジションと売りポジションの両方のスワップポイントが計算されます。

    たとえば、ドル円の通貨ペアで、買いポジション(ドル買い・円売り)で得られるスワップポイントが100円で、売りポジション(ドル売り・円買い)で得られるスワップポイントが-115だとしましょう。

    上記の例の場合は、(100-115)円となるため、1日あたり15円のマイナススワップを支払わなければなりません。

    また、プラスのスワップポイントがマイナスのスワップポイントを上回ったとしても、結局は相殺された残り分のスワップポイントしか得られません。

    FXGTでは自動売買システムを使った両建ては認められている?

    FXGTで認められている両建て取引は、同一口座・同一通貨ペアによる両建てという原則に反していない限り、MT4やMT5を使った自動売買で両建てすることも可能です。

    しかし、自動売買の設定によってはFXGTの規約に抵触してしまう可能性があります。

    規約に抵触してしまう行為とは、複数業者を使った両建てを禁止する規定に違反することです。

    MT4やMT5は、FXGT以外のFX業者でも利用できる汎用的なツールです。

    FXGTと他のFX業者の両方で自動売買を行ってしまうと、いつのまにか両建てになってしまうような取引を行う可能性があります。

    意図していようがいまいが、規約に違反した両建て取引であることに間違いないことから、最悪の場合は両方の取引所でペナルティを課されるかもしれません。

    自動売買をする際には、取り扱う通貨の設定を変更するなど、規約違反にならない設定にする必要があるでしょう。

    FXGTは両建てに向いているの?

    FXGTは、両建てに非常に向いているFX業者です。

    なぜなら、買いポジションと売るポジションを同数保有していると、証拠金が相殺されてゼロになるためです。

    FXで最も注意しなければならないのは、証拠金が不足して強制ロスカットされてしまうことです。

    両建ては2つのポジションを同時に保有する取引方法であるため、通常よりも証拠金を多く必要とするのが難点でした。

    FXGTのルールでは証拠金が相殺されるため、両建てを解消するまで証拠金ゼロでポジションが持てます。

    ポジションの数に比例して、証拠金が必要となるFX業者と比べるとかなり有利だといえます。

    ただし、2つのポジションのうち片方を決済して両建てを解除してしまうと、通常のポジションと同様に証拠金が必要となります。

    証拠金がゼロになるからといって、必要以上に多くのポジションを両建てしていると保有資金以上の証拠金が必要となり、強制ロスカットされる可能性があるため注意しましょう。

    FXGTで両建てすると必ず利益が出る?

    FXGTは、両建てをするのに有利なFX業者ですが、両建てすれば必ず利益が出るというわけではありません。

    両建てを長期間にわたって継続した場合、スワップポイントがマイナスになって損失を出し続ける可能性があります。

    決済するタイミングによっては、損失が大きく拡大するきっかけになりかねません。

    両建てはあくまでも取引手法の1つであり、絶対に利益を出せる必勝法ではないという点に注意が必要です。

    特に、FXトレードを初めて間もない初心者であれば、決済タイミングを逃す原因になりかねません。

    両建てにより、決済タイミングをいたずらに先延ばしにすると、かえって損失を拡大させる原因となります。

    初心者は両建てよりも、損切りを徹底するという基本に忠実なトレードを意識したほうが利益を出しやすいでしょう。

    FXGTの両建てまとめ

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    この記事では、「FXGTの両建てにおける禁止行為やバレる理由、メリットや注意点」などについてお伝えしてきました。

    FXGTは、同一口座・同一通貨ペアでの両建てを認めているFX業者です。

    しかも、FXGTは買いポジションと売りポジションが同一数量である場合は、証拠金が相殺されてゼロになるためトレーダーに有利な仕組みを採用している業者です。

    FXGTはトレーダーが両建てしやすいFX業者ですが、禁止事項に違反すると出金拒否や口座凍結の対象となるため、ルールに違反しない範囲で両建てを活用しましょう。

    なお、日本人トレーダーに人気の海外FX業者については、海外FX業者おすすめランキングにて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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